×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


エンター・ザ・ダンジョン!







◆エンター・ザ・ダンジョンのルール


・冒険者は一人の人間である。彼女には特別な力も無く、単身ダンジョンに挑む
・彼女は1階ずつダンジョンを降りて行く。その際、一つのアイテムを消費して局面を切りぬける
※特に思いつかないときは手に入れただけでストックしたりする。ゴメンネ
・破壊されない限り、もらったアイテムを装備し、しばらく運用することができる。ただし、彼女が扱える重量・大きさの範囲内である
・アイテムはツイッターからもらう。@rikumo宛にアイテムを一個送ってほしい
・アイテムを送る際は、#エリサ支援アイテム のタグをつけてほしい


入手予定アイテム

…テングタケ・棒茶・背負子・クローク・10mのワイヤー・日本刀『妖刀・村正』・壊れた赤ずきんちゃんの操り人形

現在の装備

…剣鉈・スケイルメイル・カイトシールド・青白く光るランタン・浮遊の指輪


◆エリサは厩舎で糞玉を手に入れた。厩舎にはオークが騎乗する獣がいくつか繋がれていた。獣が騒がないように、慎重に侵入する。フンをいくつか拾い、彼女は食料庫へと向かった。
この食料庫は、通気口の探検をしていた際に偶然見つけたものだ。入口は固く閉ざされている。エリサは大きな水桶に糞玉を投げ込み、彼女は静かに食料庫を後にした。食料庫の利用者は定かではないが、ダンジョンの防衛に支障が出ることは間違いないだろう
ゲリラ戦を続けながら、彼女は静かに深くダンジョンを浸透する

……彼女はいま地下17階にいる


*ログ*
◆エリサは人間の女性である。齢は26であり、配偶者はいない。彼女はこのメギンのダンジョンの最下層にあるという秘宝を求めている。彼女はみすぼらしい皮鎧と、ひと振りの剣を持ち、メギンのダンジョンへと辿りついた。
……彼女はいま地上にいる

◆エリサはダンジョンに入ってすぐ、たわしを見つけた。拾い上げ、先へと進む。内部は洞窟のように岩肌がむき出しで、薄く発光している。すると、眼前に苔のびっしりと生した扉が現れた。苔は針金のように硬く、扉が開かなくなっていた。エリサは、先程拾ったたわしを使うことにする。ごしごし……ごしごし……ようやく苔が取れ、扉を開けることができた。残念ながらたわしはもうボロボロだ
……彼女はいま地下1階にいる

◆エリサは壊れた食器の下に、鈍く光るスプーンを見つけた。辺りには壊れた机や陶器の破片が散乱しており、誰かの生活の跡が窺える。丁度硬いものが欲しかったのだ。剣では大きすぎる。エリサはスプーンの前に一つの瓶を見つけていた。蓋はコルクできつく閉じられ、硬いものがないと開けられないだろう。彼女はスプーンを突き立て瓶詰めを開封し、果物の砂糖漬けを手に入れた。栄養になるだろう
……彼女はいま地下2階にいる

◆エリサは洞窟の先に物音を聞いた。足音を殺してゆっくりと近づき、曲がり角の向こう側を注意深く覗く。そこにはエリサに背を向けて、焚火を燃やし、トカゲを串焼きにしているコボルトが一人いた。腰には錆の浮かんだ剣鉈を下げている。どうやら仲間の姿は無いようだ。気配を消して背後からゆっくりと近づき、首を締める。しかし、エリサの腕力ではなかなか締め落とせない。暴れて抵抗したため腰の剣鉈を奪い止めを刺す。……エリサは剣鉈を手に入れた。盾も無いので二刀流できそうだ。
……彼女はいま地下3階にいる

◆エリサは持ってきた保存食が尽きかけていることに気付く。生ものはすぐに腐ってしまうだろう。僅かなチーズや、カンパンは少しだけ残っている。だが、無計画に食べて行くわけにはいかない。エリサは山奥の村で暮らしていたので、野生で採れる食材や生き物の捌き方については知識があった。そう、この壁にべったり張り付いたスライムモルド。粘菌である。
この色、匂いからして食べられると知っていた。ただし食べるのは飢饉のときくらいである。スプーンですくって、どろりと飲み込む。エリサは顔をしかめた。おおよそ人間の食べるものとは思えないカビ臭い匂いと、腐ったような味がした。だが、貴重な栄養である
……彼女はいま地下4階にいる

◆エリサは宝箱を見つけた。それは5メートル四方程度の小さな玄室の中央に無造作に置かれている。エリサは先程ゴミ漁りをしてロックピックを手に入れていた。もしかしたら、財宝があるかもしれない。しかし、罠の可能性もある。
エリサは慎重に宝箱に近寄った。大きな箱だ。高さは腰ほどもある。罠を警戒しながら慎重にロックピックで開けようとする……だが、彼女は盗賊の類ではない。不慣れな解錠作業で、ロックピックは折れてしまった。どうやら、宝箱を置いていくしかないようだ。彼女は少しの後悔に後ろ髪を引かれながら、その場を立ち去った。
……彼女はいま地下5階にいる

◆エリサはドワーフの狂戦士から襲撃を受けた。見晴らしの良い洞窟の一本道。その向こうから、奇声を張り上げ、斧を振りかざし、全速力で走ってくるドワーフ。勢いのままに振り下ろされる斧は非常に危険だ。エリサはとっさに全速力で洞窟を引き返し始めた。相手は重い斧を持っている。追いかけっこではこちらの方が有利だ。
やがてドワーフのスタミナは尽きたようだ。歩きに切り替え、鎖帷子をじゃらじゃらさせながら追いかけてくる。
エリサは一足先に脇道が多く分岐する地点に隠れていた。ドワーフはこちらを完全に見失っている。不用意に暗がりへ侵入したドワーフ、その背後からエリサは剣鉈を振り下ろした。
遺留品を漁ると、ドワーフは何かのお菓子を持っていたようだ。変なにおいがするが、舐めてみると微かに甘い。噛むと、ゴムのような感触がした。貴重な食料になるだろう。
……彼女はいま地下6階にいる

◆エリサはダンジョンのゴミ捨て場を発見した。不用品や生ごみなどが積みあげられて、酷い匂いだ。足音がしたので、ゴミの影に隠れて様子を窺う。足音から察するに2人程度だ。逃げるより、襲撃して物資を手に入れたい。やがて手袋をしたゴブリンと、革袋を持ったゴブリンが姿を現した。
ゴミ回収役ではなく、単にゴミ漁りのようだ。やがて二人はゴミ漁りに夢中になった。そっと背後に忍び寄り、剣を振り下ろす。……エリサは革袋を手に入れた。もう一人の持っていた手袋は、剣を振った時、彼の手のひらごと切れてしまった。使い物にならないだろう
……彼女はいま地下7階にいる

◆エリサは、食料が尽きてきたのでどこかで調達することにした。先の情報収集でこの先にゴブリンの集落があるのは分かっていた。だが、襲撃するのは明らかに無謀だ。
しばらく辺りを散策していると、集落に向かって荷物を持ったゴブリンが3人歩いてくるのが見えた。二人は大きなブタを棒に縛って運んでいる。どうやら収集班らしい。もう一人は袋に入れた何かを背負っている。
流石にブタを背負ってゴブリンからは逃げられない。一人で荷物を持っているゴブリンに目標を定め、剣を投げつける。剣の刃はゴブリンの右足に深い傷を与えた。剣鉈を構え、一気に接近する。ブタを担いだゴブリンたちは動けない。
恐れをなして荷物を投げ捨て、怪我した脚を引きずって逃げるゴブリン。荷物を拾うと、すぐさまエリサは走り去った。騒ぎを聞きつけて近くの集落からゴブリンが集まってくるだろう。剣を拾う時間も惜しい。
戦利品を確認した所、ごろっとした岩塩が1キロ入っていただけだった。剣を失って得るには残念な収穫だが、しょうがない。エリサは岩塩を舐めて飢えをしのいだ
……彼女はいま地下8階にいる

◆エリサは床に捨てられた青白く光るランタンを手に入れた。ランタンの隣には白骨死体。どうやら行き倒れた冒険者の持ち物らしい。エリサはランタンが光る規則を発見する。偶然近くをオークの群れが通りかかった際、エリサはそれに気付いた。物陰に隠れてやり過ごしたエリサ。そのとき、ランタンが白く光ったのだ。慌てて革袋で包んでその場を切り抜けたが、どうやらオークの存在に反応するらしい
エリサはダンジョンを進む。はぐれたオークは襲撃し、群れは逃げることができた。だいぶ冒険が楽になるだろう
……彼女はいま地下9階にいる

◆エリサは群れからはぐれて歩いていたゴブリンに背後から忍び寄った。岩塩の入った革袋を振り上げ遠心力で彼の後頭部へと振り下ろす。そして、彼の持ち物から一つの小瓶を手に入れた。どうやら油が入っているらしい。蓋が少しぬめっとしていた。匂いから菜種油であることが分かった。
少し歩くと、錆ついた機械の昇降機を見つけた。どうやらここから下の階層へ降りれそうだ。けれども、機械を操作しても変に軋む音だけが聞こえるばかり。エリサはギアボックスの蓋を開け、機械に菜種油を流し込んだ。やがて機械は動きだし、ゆっくりと階下へとエリサを運んでいった……
……彼女はいま地下10階にいる

◆エリサは割り箸を見つけた。木製の棒で、割って二つにし、ものを食べるのに使用するものだ。道端に落ちていたが、落し物だろうか。しばらく歩くと、ランタンが青白く光り始めた。オークの気配。
注意深く辺りを探索すると、洞窟の奥に、オークの検問があった。やはり度重なる襲撃で警戒が強まっているのだろう。藁で簡易ベッドを作り、交代で休んでいた。辺りは大きな岩が横たわる空間で、隠れて接近することができた。だが、奥へ進むためには一度岩陰から出なくてはいけない。エリサは音も無く接近すると、ランタンを開き、割り箸に着火した。炎が上がったのを確認すると、オークが寝ている藁へと投げ込む。
エリサが意図したように、すぐにボヤ騒ぎとなった。見張りは3人。消火活動に気を取られているうちに、二人を切り倒し、残る一人と一騎打ちとなった。エリサは一対一で負けるほど、やわな戦士ではない
……彼女はいま地下11階にいる

◆エリサは浮遊の指輪を見つけた。スライムの餌食になったであろう冒険者の死骸。いや、金属製の鎧や武器だけが残された痕跡。そこで指輪を見つけたのだ
鎧や武器は戦闘でかなり消耗していたため捨てておいた。ともかく、これで浮遊能力が手に入った
道を引き返すエリサ。先程、大きな大地の裂け目があって進めない道があったのだ。浮遊の指輪によって、難なく通り過ぎることができた。多くの罠も、これで避けることができるだろう
……彼女はいま地下12階にいる

◆エリサはスケイルメイルを発見した。というのは、鎧を着たスケルトンが彷徨っていたので骨を破壊して鎧だけ頂いたのだ。四肢を順番に剣鉈で破壊し、頭を叩きつぶすと、スケルトンは完全に沈黙した。
元は冒険者だったのだろうか。ゾンビだったら悪臭が酷かっただろうが、完全に腐肉が消えていたので幸運なことだった。
今まで着ていた皮鎧を捨て、スケイルメイルを身につける。金属片が擦れる音が少し邪魔だが、これでより安全な旅になるだろう
……彼女はいま地下13階にいる

◆エリサはダンジョンの武器庫に忍び込み、カイトシールドを手に入れた。他の装備は棍棒や皮盾など、お荷物にしかならないものだ。カイトシールドは高級品で、奮発して手に入れたのを窺わせる。もしくは冒険者からの略奪品かもしれないが。
足音がしたので、浮遊の指輪を起動させてエリサは天井に貼りつく。豪華な装飾の毛皮服を着たオークが中に入ってきた。小間使いのゴブリンを2匹従えていた。何やら慌てているが、どうやらこのシールドは豪華なオークに持たせるものだったらしい。
怒り狂ったオークは小間使いを折檻し始めた。頃合いを見計らって、エリサは盾を下に構えて浮遊を解除する。エリサの質量の落下を受けて、オークの首が折れる音がした。
小間使いは怯えていたので、無視して退却する。騒ぎを聞きつけて他の者が集まってくるだろう。
……彼女はいま地下14階にいる

◆エリサは詰所のゴブリンを皆殺しにした後、羊皮紙と筆記具を入手した。机の上に置かれていたものだが、報告や日誌に使うものだろう。
そのとき足音が聞こえてきた。ゴブリン声も聞こえてくる。逃げ場は無い。エリサはゴブリンの死体のひとつの手元に羊皮紙を置き、ペンを握らせて矢印を描いた。
矢印の向こう側は……開け放たれた窓だ。詰所の仮眠室に隠れて様子を窺う。矢印を見たゴブリンたちは、ダイイングメッセージと勘違いして窓の向こうへと走り去っていった。
エリサは静かに仮眠室から出て、入口からダンジョンの奥へと逃げていく。
……彼女はいま地下15階にいる

◆エリサは隠された部屋を発見した。固く閉ざされた扉が、岩石などで巧妙に偽装されていたのだ。罠を確認する。
近づいた瞬間、砂埃を上げてゴーレムが床からせり上がってくる。通路の奥、行き止まり。偽装を見破って近寄ったものを始末するのであろう。攻撃を避けつつ、浮遊の指輪で頭上へと移動する。
そして背中に背負っていた革袋を頭に被せてしまった。知能の低いゴーレムは、何が起こったのか分からず、やみくもに歩き続け、やがてこの場から去っていった。
革袋にはスプーンや岩塩が入っていたが、もう必要もないだろう。ランタンは腰に下げている。
扉を開けると、中には金貨が詰まっていた。10万枚はあるだろうか、入れる袋も、無くしてしまった。金があってもしょうがない。盛大に床にぶちまけた後、エリサはその場を後にした。
音を聞きつけたゴブリン達が、掃除をするのに人手を呼ぶだろう。そして人員の少なくなった関所や階段、詰所などを襲うのだ。
……彼女はいま地下16階にいる


もどる






*welcone*
*心から歓迎*